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Q&A:呼吸と代謝の仕組み
 
 生物は、 外界の物質を取り入れてたんぱく質やエネルギーを作りだすことで、生命を維持しています。これを代謝:metabolism と呼び、異化:catabolismと同化:anabolismに分けられます。
 
  代謝:metabolism
  分類 異化:catabolism 同化:anabolism
  物質を 分解、酸化する 合成する(光合成を含む)
  エネルギーを 生成する 吸収する
  例: β酸化、呼吸鎖 脂肪酸やコレステロール生成
   
 

エネルギー生成系

 

消化・吸収

 消化器、主に胃や腸の仕事です。食物中の脂質は、小腸でいったん脂肪酸に分離された後、大半はトリグリセリド:TGに再合成されて吸収されます。その多くは筋肉や脂肪細胞に送られ、一部は肝臓へ送られます。 [ 脂質はめぐる]


外呼吸

 呼吸器は、外気中の酸素分子を血液に取り込み、炭酸ガスを排出します。これを外呼吸と呼びます。[ 呼吸と健康]



内呼吸

 外呼吸で得た酸素は、循環系を経て全身の細胞へ送られて 糖や脂肪を酸化することでエネルギーを産み、水と炭酸ガスとして排出します。これを細胞内代謝あるいは内呼吸と呼びます。
 
   
 細胞内代謝:燃焼系  

 炭化水素のエネルギーを 、順次、エネルギー供給分子ATPにとりだします。
 まず炭化水素鎖から炭素2原子を切り出し、アセチル基:CH3COとしてTCAサイクルに渡します。 たとえばステアリン酸などC18脂肪酸の場合、TCAサイクルが9回転することになります。できたATPは細胞で再分解することで、エネルギーを 発現します。
 
 
  内呼吸の構成

第1段階:. 細胞質基質で解糖
グルコース→ピルビン酸。脂質はβ酸化によ りアシルCoA。いずれもアセチルCoAとしてTCAサイクルへ。
*アセチルCoA:アセチル基CH3COをもつ補酵素A




第2段階
ミトコンドリア のTCAサイクル。別名クエン酸回路。アセチルCoAとオキサロ酢酸からクエン酸を生成。順次、水素を取り外しNADHを生成。


第3段階:
ミトコンドリア内膜にある呼吸鎖。電子キャリアーNADHのエネルギーからATPを産出(酸化的リン酸化)。

 
  ATP;
Adenosine Tri-Phosphate; アデノシン三リン酸


Acetyl-CoA
:
アセチル補酵素A
[C23H32P2N5O12S]

NADH:
ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド
電子伝達体
 呼吸鎖とは

  ミトコンドリアの内膜にある脱水素酵素複合体の連鎖です。TCA回路で捕捉されたエネルギー を集積してATPに変換します。NADHを受け取ると、
NADH → NAD+ + 2H+ + 2e- 
として取り出した電子を酵素間で転送するので電子伝達系と呼ばれます。
 
 酸素ラジカルの発生

 基底状態の酸素分子は三重項(不対電子2個)です。伝達系で電子の漏出や連鎖の中断などにより1電子還元がおきると、二重項ラジカルのスーパーオキシド
O2 を生じ、これが体内酸素ラジカルの源です。[ 酸素ラジカル ]
 
 
 
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