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株式会社ワイズコネクション
Q&A:油脂と健康
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脂質というメディア
メモ書き程度の補足です。
 

細胞内脂質調整装置

 
LDL受容体(レセプタ):血中のLDLを細胞内に取り込む
ペルオキシゾームカタラーゼやペルオキシダーゼなどを含み過酸化脂質のお掃除 等を担当。
ミトコンドリア:エネルギー生成工場。脂質β酸化の場。
ゴルジ体:組み立て工場+配送センター
リポゾーム:[図中の●]:小胞体膜面に結合。またはゾル中に浮く遊離リポゾームもある。複合巨大化したポリゾームもある。主成分はRNA。翻訳、蛋白質合成の場となる。
小胞体:表面にリポゾーム●が結合した粗面小胞体と滑面小胞体がある。SCAPSREBPも粗面に結合したリゾーム。脂質合成、代謝の場となる。
核小体:RNAを合成する場。
: 染色体(DNA)などを含む。
 

酵素はどこから?

 代謝は、多数の酵素とレセプタ(受容体)などのタンパク質がになっています。それらは、どこからやってくるのでしょうか?

 答えは、数十億年前の記憶でしょう。

 すべての生体部品は、ゲノムに設計図が収められています。これを読み出してRNA(リボ核酸)を合成することを「転写」と呼び、RNAを「翻訳」して酵素やタンパク質を合成することを「遺伝子発現」と 呼びます。

遺伝子発現を制御する

 脂質とコレステロール代謝にかかわる多数の酵素の発現は、SREBPというたんぱく質が調整役を務めてい ます。[参照:]

 SREBP ( Sterol Regulatory Element-binding Protein ;ステロール調節因子結合蛋白質)は、ステロール関連の転写を担う「転写因子」です。サブタイプが2種ありますが、共通点が多く互いに関連しています

  SREBP-1c 脂肪酸代謝関連遺伝子情報の発現調節
  SREBP-2 コレステロール代謝関連遺伝子情報の発現調節
 さらに、SCAPというたんぱく質があり、SREBPと複合体を作って小胞体に結合しています。
  SCAP SREBP Cleavage Activating Protein
 SCAPは、いわば コレステロールの濃度をはかるセンサーと考えられます。細胞内コレステロール濃度が低下するとSREBPを小胞体膜から切り離し、遊離したSREBPは核内に移動して標的遺伝子周辺に定着、転写を開始します。つまり
  細胞内 小胞体膜面  
  コレステロール低下      
    SCAP活性化    
      SREBP切断    
      核内移動  
        標的に定着
        転写
      mRNA  
    蛋白質合成  
  HMGRなど発現    
  コレステロール生成      

 という形で、コレステロール合成酵素などが生成され、 その結果、コレステロール生成が促進されます。

 逆に、細胞内コレステロールが高ければSREBP-2を減少してコレステロール産生を抑え ます。実際は、LDLレセプタや リポジェネシス(脂質再合成)、転写因子相互の連携もあって複雑ですが、ここでは省略します。

PPARα:ペロキシゾーム活性化レセプタ

 核レセプタのPPARαは、細胞中のペルオキシソームを増殖ないしは活性化します。ペルオキシソームは、通常は過酸化脂質などの 廃物を処理しているようですが、PPARαにより細胞内脂質を酸化、分解して脂質濃度を下げ、結果として肥満解消に向か うと、指摘されています。

 PPARαも多価不飽和脂肪酸に反応します(リガンド性)。EPA、DPA、DHAおよび シソ油、ごま油 のいずれも活性化が報告されています。

LDLレセプタ

 細胞膜 にあり、血液中のLDL(コレステロールを運ぶ低密度リポタンパク)を細胞内に取り込みます。

 肝細胞の場合、細胞内のコレステロール濃度が低い時SREBPの転写制御 でLDLレセプタが発現します。その結果、血中のコレステロール濃度を下げ、細胞内の濃度を上げることになります。

LXR: Liver X レセプタ

 酸化コレステロールで活性化される核レセプタです。肝細胞の場合、LXRは胆汁酸生成酵素などを発現させてコレステロール→胆汁酸の異化を促進します。他の器官ではHDL逆転送を促進します。LXRは同時にSEBPR-1を活性化、脂肪酸代謝を促進します。
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